地図と地質図

Google Mapsとは

Google Mapsは、Google社が提供する地図検索サービスの名称で、2000年代中頃にサービスの提供を開始しました。
Google Mapsの登場以前のインターネットの地図サービスは、ある地域の地図を表示してその上下左右にリンクを配置し、そのリンクをクリックすることで当該地域を掲載したページに移動して表示させる方法が主流でした。しかしこの方法では、地図を移動させる度にページの遷移が発生するため、素早く目的の地域の地図を参照するという要求を満たすことは出来ませんでした(と言ってもインターネット上ですぐに地図を確認できるため有用なサービスではありました)。Google Mapsはそれまでの常識を覆し、JavaScriptのajax技術を採用し、ページ遷移をしなくても容易に表示地域の変更や拡大縮小が可能なGoogle Mapsを公開しました。それ以降、現在(2013年7月)に至るまで、インターネット上の地図サービスの主流はGoogle Mapsであり、他の地図系情報提供者も、Google Mapsの考え方をベースとしているところが多いと言えます。
また、Google Mapsでは、そのAPIが公開され、だれでも容易に自分のウェブサイトに、Google Mapsと同じ品質で地図を表示することが出来ます。APIはJavaScriptで操作し、HTMLとJavaScriptの知識があれば、誰でも容易にカスタマイズして地図を表示することができます。
Google Mapsで採用される地図は、Google社が独自に調査する場合もありますが(アメリカやイギリス等)、各国の主要な地図関連企業と契約して、それを利用している場合もあります。日本の場合は株式会社ゼンリンの地図が採用されています。
2013年7月現在Google Maps APIは用途により複数のサービスが公開されています。公開当初は無償でしたが、2013年7月現在は一部有償となっています。ただし有償となる場合の条件は相当規模のウェブサイトであり、個人利用者が到達する可能性は低く、大部分の利用者は無償で利用できると考えてよいでしょう。
APIのウェブサイトは以下のリンクを参照してください。
Google Maps API(外部サイト)